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作曲論II

投稿日時:2008年09月06日 21時45分

*教会旋法*
ジャズ理論の本などでは「モード」として取り扱われている教会旋法。
自然長音階(ドレミファソラシド)もこの教会旋法のうちのひとつであるといえます。
教会旋法自体は古典和声以前のシロモノで、それを掘り返してドビュッシーなんかがうまいこと使ったことによってこれが見直されたりしたわけだそうです。


普段使われているのは長調・短調の2種類で、これらは基準として「ドから始まる臨時記号の付かないもの」「ラから始まる臨時記号のつかないもの」となってます(短調については、ここに臨時記号をつけることで和声的・旋律的な短調になる)
同様に、他の音から始まる臨時記号の付かないオクターブが教会旋法です。

たとえばレから始まるものは「レミファソラシドレ」の音階。
ドからはじめると「ドレミbファソラシbド」 (b=フラット)
なんか古風な雰囲気を使いたいときに便利な音階です。
FFIXの「いつか帰るところ」はこの旋法。
同様に、ミから、ファからと、7種類あります。
ドから順番に、
イオニア 長調
ドリア 短調
フリギア 短調
リディア 長調
ミクソリディア 長調
エオリア 短調
ロクリア ?
の7種類。 普通ロクリアは使いません。
なぜなら、主音のシから完全五度音程ができないため、トニックとドミナントの関係が築けないからです。
フリギアは導音が第七音ではなく第二音という特殊な音階です。
「裏返しのイオニア」とも言われるのですが、それはなぜかというと、

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
 長 長 短  長 長 長 短
ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ
 短  長 長 長 短 長 長

長二度と短二度が裏返しになっているからです。
だから、導音が第二音になっているのかもしれません


また、元来の使い方としてはいろいろな規定があって、
アンビトゥス(音域)は大抵1オクターブ、
フィナリス(主音)を元に動く、
トゥーバ(朗唱音)は五度音で、旋律が動くにつれ平行移動する
なんてあって、結構大変
同じフィナリスを持つ副次的な旋法になるとトゥーバは三度音になる…

なんてそんなめんどくさいことをやってると頭がパーンなので、
全パートを同じ旋法で、ちゃちゃっと書いてみればいいと思います。


ちなみに、ミから始まるフリギアは臨時記号が付きませんが、
ドからフリギアをはじめるとフラットが3つ付きます。
シャープひとつでドからはじめるとリディアになります…


またドビュッシーやバルトークはリディアとミクソリディアを混ぜた倍音列音階なんか使いましたが、これはこれで面白い音階なので紹介しときます。
C-D-E-F#-G-A-Bb-C
wikiで「倍音」と調べれば出てきますが、
ここに出てくる第11倍音まででド~シのすべての音が出揃います(ただしBはbで、Fは#)
倍音列であるということは倍音が出やすい響きであるということで、輝かしい響きのする音階です。コミカルな曲にも似合います。
ポップン16の「シュレーディンガーの猫」の最初のメロディはこれに準じたものじゃーないでしょうかね?

音階についてはwikiでたくさん出てくるのでご活用を


昔、7音を使い、同音ナシ、音程は増二度まで というルールで音階を機械的に作りまくったことがあるんですが、確か120種類はあったと思います。
音階作りは、たとえばオクターブを広げるとか(ド~ソで1オクターブと定義する等)、微分音を用いるとか、そういうことをすれば無限に広がっていくと思います。それを使いこなせるかどうかはまた別の話。


次回は陽旋法・陰旋法等について…(続く

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