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マスタリング講座
アメリカのマスタリングのスタジオのウェブページには必ずと言っていいほど、”What is mastering?”という内容の説明書きがされています。マスタリングは、CDを始め、楽曲を作る最終的なプロセスであり、大事な作業の一つであるのですが、音楽家(演奏家)にも、増しては一般には一体何をするものなのか、
とても分かりづらいと言われています。そこで、マスタリングとは一体何なのか、マスタリングエンジニアはどういう仕事そしているのかを記述していきたいと思います。
マスタリングとは
マスタリングとは、一言で言うと、”Final critical listening”(最終的な重要な試聴)です。

音楽制作の流れをたどると、最初は、作編曲、メンバー集めなど演奏家の仕事から始まり、次がレコーディング(録音)、そして録音した物をエディット(編集)そして、ミックスダウン、その次に来るのがマスタリングなのですが、媒体が
音楽CDであれば、CDプレスのへ持って行く前のステップになります。

マスタリングの作業で、一般的に知られている作業は、音圧上げ、CDアルバムであれば 各トラック間(曲間)の設定、曲の頭と最後のフェードイン、フェードアウトの編集などです。

一般的に知られていない作業では、例えばディザリングというものがあります。ミックスダウン後のオーディオファイルは、マスタリングのスタジオには、ビット数が24ビット、あるいは32ビットの状態で持ち込まれる事があります。CDの場合、標準が16ビットであるため、コンバート(変換)しなくてはなりませんが、
単純に16ビットに保存してしまうと、元のオーディオファイルが24ビットの場合は、8ビット分のオーディオの情報が消去されてしまうため、音質劣化になりますその為に変換する前にディザリングという作業を行い、擬似的に音質が劣化して聞こえないようにします。

次に、QC(クオリティコントロール)という作業があります。マスタリングエンジニアは、音圧上げやトラック間のオーディオ編集の作業の後、レコーディングやミックスの過程でのミステイクがないかどうかを全て試聴して発見する義務があります。例えば、ノイズが入っている場合はその場所のタイムを紙に書き出します。また、CDプレイヤーで再生したときに曲間に問題がないかなどをチェックするのもQCの過程に含まれます。QCシートに問題点の書き出し(通常はアシスタントエンジニアの作業になります)を行った後は、その問題点を編集します。

プレスに持って行くCDをプリマスターCD(PMCD)と言います。殆どのコンピュータやCDプレイヤーは、ディスクから直接CDの情報を読む事ができない事から、DDPファイル(Disc Description Protocol image file,通称DDPi)という信頼性の高いファイルに書き出す必要があります。 曲のタイトル、アーティスト名、レーベル名、ISRCコードそして、各トラックのスタートタイム、エンドタイム、曲間のタイムを記入し、その情報をプリマスターCDに書き出すと同時に、「Qシート」という紙にも印刷します。

つまり、ミックスダウン後のオーディオファイルを、プリマスターCDの完成までの過程を担うのがマスタリングエンジニアの仕事です。
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